直近2年間で3,300万円→8,700万円と資産2倍超、+5,400万円の成長を遂げた背景について。今回は二つ目の要因について考察してみます。
資産+5,400万円と良く伸びた要因を考察
結論:二つ目の理由は、「市場平均よりも更にリスクとリターンを狙ったポートフォリオ」
成長要因の一つ目として、前回は資産の75%を米国株に投資した事を挙げました。
主要なS&P500インデックスファンドである「eMAXIS Slim米国株式」の過去2年間の伸びは+89%と素晴らしいパフォーマンスでした。
私の場合は、このインデックス投資と個別株を組み合わせることで、それ以上の資産増を実現することができたので、今日はその紹介となります。
上図が私の現在のポートフォリオです。75%を占める米国株を分解すると、大きく以下2つのパートに分類されます。
①S&P500連動のインデックス投資:全体の33%
米国市場全体に分散投資することで、安定したリターンを狙うやや守りの位置付け。ですが、ここが全ての土台になっています。
色々と投資経験を積んだ結果、基本的にはインデックス投資が最適な投資法だと思っています。
私の主要銘柄は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
世界経済を牽引する米国企業群を丸ごと保有する
「新NISAで投資を開始したいけど、結局何を買えば良いの?」という投資初心者の方は、投資初期はこの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」もしくは「通称オルカン:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を長期積み立て、の一択でOKだと思います(但し、リスク許容度の範囲内で、少しずつ投資額を増やしていきましょう)。
私も本当はインデックス投資100%、個別株をやるとしても、「インデックス投資の比率を最低50%以上に保つのが最適解」と頭では解っているのですが、実際には後述の5銘柄に対する愛が強く、どうしても個別株投資の沼から抜け出せません。
私の個別株は一時的にはインデックス投資よりも好パフォーマンスとなっていますが、それはたまたま運が良かっただけで、将来的にはインデックス投資に劣後する事でしょう。
S&P500連動のインデックスファンドを保有する事で、世界経済を牽引する米国企業群を丸ごと保有する事が出来ます。
S&P500銘柄は常に新陳代謝している
S&P 500の構成銘柄は、時価総額、流動性、業績、産業セクターの代表性などの基準を満たす必要があります。
業績の悪化や産業構造の変化などにより、これらの基準を満たせなくなる企業は淘汰・除外されます。それに代わり、成長の勢いがあって新たに条件を満たす企業が追加されていきます。
例えばテスラですが、米国を代表する企業の一つですが、長年財務面の基準を満たしておらずS&P500には採用されていませんでしたが、2020年にその点もクリアした事でS&P500の仲間入りをしています。
500銘柄に分散投資を効かせながら、放っておいても成長性の高い企業を取り入れて自動で新陳代謝までしてくれる。使い勝手が良い事この上ないですね。
②ハイテク株5銘柄への個別株投資:全体の42%
ここが私の投資の中では最大のボリュームゾーンになりますが、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、テスラ、アマゾンの5銘柄(※)に分散投資しています。
それら5銘柄で全体の42%を構成しています。以前はアップルとマイクロソフトがトップ2だったのですが、最近はエヌビディアとテスラが伸びており、現在はエヌビディア比率が一番高くなっています。
一言でいうと、この5銘柄を愛しています。過去色々な個別株を保有してきましたが、私なりの観点で最も将来の稼ぐ力=現金創出力に優れる5銘柄に厳選しています。
※但しテスラは別枠で、他の4銘柄と比べると将来の不確定要素は大きいのですが、イーロン・マスクのファンなので、今後もイノベーションを起こし続けて欲しい、と応援する意味で保有している側面が強いです。
※どーでもいいですが、頭文字を繋げてMANTAと呼んでおります。
でも結局はインデックス投資と大差ないのでは?
「でも結局、保有5銘柄はS&P500上位のハイテク株のみだから、S&P500やナスダック100連動のインデックスファンドと大差ないのでは?」という突っ込みをされた方は鋭いです。
はい。結論、大差ないと思います。投資効率やボラティリティの高さを考慮すると、インデックス投資のみの方が効率が良く、精神的な安定度も高いです。
ただ、そこは自分なりには、インデックス投資にはない個別株=最悪の場合、倒産しゼロになるというリスクを取り、より大きなリターンを狙う、という意図でやっています。
では、より大きなリターンとは何か?私が狙っているのは、一言で言うと「爆上げ」です。この個別株の狙い:「爆上げ」については、別エントリーにて詳しくご紹介しますね。
ここでは結論だけお伝えしておくと、私の場合はエヌビディア株が「爆上げ」した事により、保有5銘柄のパフォーマンスはインデックス投資を大きく上回る結果となっています。
結局は好きだからやっています
あとは単純に個別株投資が楽しい、というのがありますね。株主として、そのサービスを愛用し、応援するのは心地良いものです(テスラの車は持っていませんが、将来はテスラ車のオーナーになりたいものです)。
最終的にはインデックス投資に劣後する
私の保有5銘柄は足元ではインデックス投資(S&P500)を上回るパフォーマンスとなってはいますが、改めて振り返ってみると、結局は運が良かった=エヌビディア株でたまたま当たりくじを引くことができた、という整理をしています。
この個別株投資のパフォーマンスも将来的にはインデックス投資と同じ水準に収れんし、その後は劣後していく可能性が高いと思っています。
なので、整理すると、個別株投資では負けてもいいやと思いつつ、でもやっぱり勝ちたいと欲を出しつつ(笑)、結局は個別株投資・ボラティリティそのものが楽しいから趣味でやっている、という感じです。
好きでやっていますので、個別株投資や銘柄選定については今後も熱く語っていきたいと思います。
まとめ
今日は資産増の二つ目の要因について考察してみました。
米国株に資産の75%を集中投資していますが、その中でも①安定性のあるインデックス投資に33%を、②ボラティリティやリスクは高いが、市場平均を上回る(=爆上げ)期待が持てるハイテク株5銘柄への個別株投資に42%を振り分けることで、其々の特徴を活かして資産増に繋げる事ができました。
次回は最後、三つ目の要因について語ります。
↓関連記事です。成長要因の三つ目。