明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いします。
12月も無事に締まりましたので、12月の資産額の推移を公開したいと思います。
結論:12月単月の資産増は+約819万円で、資産8,800万円に到達。
そんな好調な時こそ「反対の場合=単月でマイナス819万円」や「資産マイナス50%=一気にマイナス4,000万円」となった自分を想像することで、自分のポートフォリオがリスクを取り過ぎていないか、確認する良い機会となります。
まずは全体感です。上図は記録が残っている2020年5月からの月次の推移です。
2020年5月の約1,200万円を出発点として、5年弱で資産は8,800万円まで拡大しました。
2024年の1年間では、+3,336万円の伸びでした。
また2024年11月末時点で7,981万円だった資産は、12月末で8,800万円と月間で+819万円の伸びでした。
これは単年としても、単月としても、過去最高の伸びとなりました。
上図は月次の資産増減の推移です。
資産規模が拡大するにつれて(グラフの右側へ行くにつれて)、変動の振れ幅が増えているのが分かるかと思います。
単月で819万円増といっても、今年では7月:マイナス302万円、8月:マイナス411万円と資産がへこんだ月もあったので、あまり一喜一憂するものではないですね。
資産が爆増した時に私が考えること
資産が増えるのは嬉しいことですが、そんな時はちょっと立ち止まり、プラスマイナスをひっくり返して想像してみることをオススメします。
例えば私の場合は、「12月は単月でマイナス800万円資産が減り、8,800万円→8,000万円となった」とリアルに想像してみるのです。
そして、その時の自分の反応が何よりも大切です。
リアルに想像することが出来ましたか?
「まあ、そんな時もあるさ。問題ない」と普段の生活に影響が出ない方はOKです。
他方、「一か月でマイナス800万円なんて・・・悔しすぎて夜も眠れない」という方は、自分のリスク許容度を超えた投資をしている可能性があり、リスク資産の比率(もしくは現金比率)を見直し方が良いかもしれません。
テニスと投資は似ている?
テニスの試合中に、自分の調子が良くて格上の相手に5-4でリードできている状況があるとします。※あと1ゲーム取れば、ワンセット目を取ることが出来ます。
そんな時に、私はあえて「4-5で負けている」と自分に言い聞かせます。
「格上相手にリードしている自分はさすが!あと1ゲームなんて余裕だぜ」と調子に乗り過ぎてしまうと、ついつい油断しリスクを冒して安易なミスをしてしまい、格上の相手はそこを決して見逃しませんので、いとも簡単に追いつかれてしまいます。
そこで逆に「リードされている」と思うことで、堅実さを維持しつつも、適度なチャレンジ精神でプレーできるので、結果的に6-4でセットを取る可能性が高まるので、私は試合中、このようなやり方を好みます。
投資も似たところがあると思いませんか?
好調な時こそ、反対の状況を想像することで、適切なゲーム運びが出来ると思います。
2024年は特に米国株投資家の皆さんは、過去最高の成績だった方が多数いらっしゃると思います。
年末年始は気分良く夢を膨らませたいところですが、そんな絶好調の皆さんこそ、是非試してみて下さい。
常に頭の片隅には最悪シナリオ
現在は市況が好調な為、勢いに乗ってどんどん資産に成長して欲しいものですが、私のポートフォリオは90%以上=8,000万円以上がリスク資産なので、市況が逆回転して米国株安+円高が進めば、マイナス50%=資産が一気にマイナス4,000万円、というシナリオは常に頭の片隅にあります。
可能性としては0に限りなく近いリスクでも、0でない限りは、起こる時は起こります。
いわゆる「テールリスク(※)」ですね。
※確率分布の両端(テール)で発生する極端な事象のリスク。
そしてその日は思いがけず、ある日突然やってきます。
自分の人生においても、確率論的にはかなり低い確率で起こるものが、実際に自分の身に降りかかった経験があり、「来るときは来る。それが人生」と思っています。
なので「一撃で資産が半分」というのは常に念頭に置きながら資産運用しています。
ただ、仮にそうなったとしても、いつかは元に戻るので(平均回帰性)、生活防衛資金を確保しつつ、いつもと変わらず淡々と入金していくだけです。
キーポイントは現金比率ですね。生活防衛資金(私の場合は生活費6か月分)を確保した上で、残りをリスク資産に振り分けていく事です。
そして最悪シナリオを常に意識しておけば、有事の際でも冷静を保ち、普段と変わらぬ生活ができます。
まとめ
12月単月の資産増は+約819万円となり、資産8,800万円に到達しました。
ただ、そんな好調な時こそ、「反対の場合=単月でマイナス819万円」や「資産マイナス50%=一気にマイナス4,000万円」となった自分を想像することで、自分のポートフォリオがリスクを取り過ぎていないか、確認する良い機会となります。
2024年は相場が好調で、特に米国株投資家は資産が良く伸びた1年だったと思います。
勝って兜の緒を締めよ。そんな時こそ自分のリスク許容度を見直してみてください。
本日は資産額の推移を公開しましたので、次回は単月+819万円の内訳をもう少し詳しく見ていきたいと思います。
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