知人からの一言
先日、知人から以下のようなことを言われました。
「今の米国株は株価が上がり過ぎており、バブルのように感じる。暴落が恐いので、今から投資を始めるのは難しい」
確かに色々な指標を見ても、現在の米国株は過熱感がありますよね。目先で調整や暴落が入るリスクは当然あります。
米国株の長期チャートに思いを馳せる
ただ、そんな彼には、珈琲でも飲みながら、ぜひYahoo financeで、S&P 500のチャートをMAX期間で眺めてもらいたいな、と思いました。NYダウでも良いのですが。
上図がそのチャートです。以下リンクからも見られます。
数々の暴落を乗り越えて
1985年から始まっているので、過去40年間のチャートとなりますね。1985年1月初めのS&P500は167、本日時点では5,918なので、約35倍(!)になっています。
その間、1987年のブラックマンデーや2000年のドットコムバブル崩壊、2008年のリーマンショック等、数々の暴落がありながらも、全て跳ね返して、長期目線で見れば右肩上がりで大きく成長しています。
即ち、過去のどの時点で買っていても(たとえ暴落直前のピークで買っていたとしても)、買い持ちできていれば、全て報われている、と言えます。
やめられない止まらない資本主義の仕組み
勿論、だからといって将来も同様に上がり続ける保証はありません。しかし、私個人としては、米国株は今後もアップダウンを繰り返しながら、更に上がっていくと考えています。
その理由は、アメリカが資本主義の力で経済を成長させ続けているからです。資本主義という仕組みの中で、競争とイノベーションが新しい価値を生み出し、市場を押し上げ続けます。この構造の根源は、人々の「豊かになりたい」という欲求であり、そのサイクルが止まることはありません。
過去40年間、暴落を何度も乗り越えて株価が上昇してきたのは、この資本主義の仕組みが機能し続けている証拠とも言えます。短期的にはアップダウンしながらも、アメリカ経済(オルカン派の人は世界経済と読み替えて下さい)が持つ力強さを信じれば、株式市場も長期的には成長していくものと考えています。
先生のお気に入りの名言
固い話となってしまったので、最後はウォーレン・バフェットさんの数々の名言の中でも、私のお気に入りの言葉で締めくくりたいと思います。
“そこそこの会社を素晴らしい安値で買うのではなく、素晴らしい会社をそこそこの値段で買うのです。”
Forget what you know about buying fair businesses at wonderful prices; instead, buy wonderful businesses at fair prices.
―2015年2月 株主への手紙―
ちなみに私は、実際に珈琲を飲みながら、Yahoo financeで米国株の長期チャートを眺めています。とてもいいですよ。
米国株好きの方は、コーラを飲みながら、というのも一興かもしれません。
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