DeepSeekショック、話題になっていますね。
これを受けてエヌビディアは一昨日は17%マイナス、昨日は反発して+9%で半値戻し。ボラが高い日々が続きますね。
S&P500は2年連続で20%超の成長と、AIブーム等の過熱感・期待感が織り込まれての現在の最高値圏ですから、今後も調整は入るでしょう。
エヌビディアホルダーの皆さんへ
慌てず、急がず、どっしりと構えていきましょう。そもそもボラが高く、このような調整は頻繁にあるとの前提で保有する銘柄です。今回は中国発でしたが、競争激しいセクターですから、今後もエヌビディアの優位性を揺るがすようなニュース・企業は次々と出てくるでしょう。その都度動揺していたら身が持ちません。むしろ、このボラや世界最先端の競争を楽しむ気持ちの余裕があれば、エヌビディアホルダーの資格ありです。
もし動揺が大きいようならば、一度立ち止まって点検を。「エヌビディアを長期保有する自分なりのストーリーが固まっていない」、「自分のリスク許容度を超えて過剰に投資している」、といった可能性ありです。そのような方は一部持ち高を減らす、といった対応も一案です(他方、周りに煽られての安易な狼狽売りはダメ)。人生を豊かにするはずの投資が、メンタルや日常生活に悪影響するのは避けたいところです。
ストーリーが崩れていなければ、大局観を持って買い持ち(ガチホ)し、積立していきましょう。私の中では、エヌビディアの優位性、半導体セクターの成長ストーリーは崩れていないので、静観といったところです。
S&P500インデックス投資派の皆さんへ
S&P500指数はほぼ無風の展開でしたね。一昨日は半導体・AI関連を中心に大きく下げましたが、その資金はディフェンシブ銘柄や債券に流れ、結果としてS&P500は6,000ポイント以上で割と堅調に推移しています。機関投資家の資金の退避先があるうちはパニック売りとまではいきません。大局的にはエヌビディアを筆頭とする半導体銘柄とディフェンシブ銘柄の軽い調整といった形に見えます。今回はDeepSeekがそのきっかけとなりましたが、M7やAI銘柄の過熱感は依然高く、今回のような動きは今後も想定され、市場はそのきっかけを探っていく展開かと思います。昨年のようなAI銘柄イケイケどんどんの雰囲気は過ぎ去り、警戒ムードが当面続きそうです。
まとめ:私の考え
足元でハイテク企業の決算が本格化していますが、私自身は米国株全体、ハイテク株についても悲観的ではありません。調整を繰り返しながらも、米国株・ハイテク株は長期的には成長していくシナリオにBETしています。今回のような調整は、将来振り返ると買い場となっている事も多く、毎月1回の積立投資(インデックス投資とハイテク個別株投資)を淡々と続ける方針に変化なしです。
長期投資家の皆さん、米国株投資家の皆さん、どっしりと、そしてしなやかに市場と向き合っていきましょう。
これからも、長期投資家の皆さんを応援する、長期投資のヒントとなる記事を書いていければと思います。