体育会系商社マンの米国株投資

経済的自立を達成し、会社に帰属せずとも自分らしい自由な人生を目指しています。

1655を売りました(短期売買の記録)

1655(S&P500指数に連動する東証ETF)を売却しました。

その短期売買の記録と、4月の下落相場を振り返ります。

売買サマリー

上図は1655の直近約2か月のチャートで、ピンク印が買いと売りのタイミングです。

+10%で利益確定しました。

買いでは4/7と4/9の底(505円)を逃し、売りでは米中関税交渉の進展から一段上げた所(625円)を逃しているので、見事な売買とは言えませんが、一応自分なりのルールに沿って行動して得た利益なので、そこそこ満足しています。

以下そのルールと考え方です。

指数で買う時もなるべく機械的に(感情や期待を入れない)

今回はトランプ関税騒動で米国市場全体が下げる相場だったので、銘柄は個別株ではなく、シンプルにS&P500指数=1655での取引を狙ってみました。

買いのタイミングは、上図のように最高値(690円)からのドローダウン20%(550円)で30万円、30%(480円)まで下落したら更に30万円・・・と定額を買付していくイメージ。

今回は20%ドローダウン付近の545円で約定した時点で、①+10%の利が乗って600円になったら手放す売り注文と、②30%ドローダウン=480円で追加で買う買付注文を同時しました。

これであれば、相場がどちらに転んでも自分の想定の範囲内となり、安定したメンタルを保てます。

「上がってほしい、下がってほしい」という感情や期待が入ると、大体の場合、思った方向に行きませんし、何よりも心がすり減ります。

今回も戻りが早かった

結局4月の下落では、②の30%ドローダウンは実現せず(ドローダウン26%ぐらいで反発)、あっという間に回復し①の+10%での売却が約定しました。

今回のトランプ関税交渉にしても、結局はトランプやその喧嘩相手の習近平の一存でどのようにでも転ぶので、あれこれ考えてもあまり意味がなく、機械的にそのうねりをとらえるのが今の自分にはベストだと思います。

今は家族との時間やテニス等のプライベートと仕事を優先したい時期で、時間的な効率や、精神衛生面も考えると。

仮に混乱が深まり、もう一段、二段とドローダウンがあれば、個人的には買付が進んで面白い展開だったのですが。

結局は資金力

今回はほぼ時間をかけることなく、日々の株価変動はほとんど見る事なく(※)、手堅いS&P500指数で短期間に+10%の利ザヤを取る事ができました。

(※業務上、米国の関税方針や米中交渉などは日々追いかけているので、株価を見なくても最新状況は常に把握しているのですが)

でも、結局得たのは約3万円の利益です。

投資行動としては悪くないものの、こんなチマチマしたことを続けても大きな資産を築くのは難しく、やはり投下する資金力がものを言う世界です。

現在の私の場合、現金比率が3%程度と極めて低く、更に野村Webローンで借入までしているので、「現金確保」が最大の課題です。

では例えば、余力資金1,000万円で同じことをしたらどうなるでしょう?

上図のように、250万円ずつ入れていくイメージとなります。今回のケースでは、10%=25万円の利益でした。

これでも、まだスケールが小さいですね。

しかし、今回は26%あたりで反発したものが、仮に30%(480円)まで下落して更に250万円投下し、10%(620円)まで戻ったところで売却したらどうなるか?

計算すると、利益率約21%で、ざっくり105万円の利益となります。

1,000万円ぐらい余力資金があると、また違った世界が見えてきそうです。

※ちなみに、更に40%→50%(リーマンショック級の暴落)と掘っていくと、とても楽しい展開となりそうです。

500万円を投下するとなると、それなりにドキドキしますが、S&P500指数という手堅い(永久保有しても良い)銘柄であれば健全であり、それで短期間で100万円の利ザヤが取れるなら、悪くないですね。

500万円を入れてもなお、500万円の余力がある、というのがポイントかと思います。

※今日は短期売買の話をしていますが、基本・王道は、「長期・分散・積立」です。それをせずに短期売買だけで資産を築くには相応の才能・努力・運が必要であり、自分には無理です。詳しくは最後に関連記事のリンクを付けたので是非ご覧ください。

まとめと今後の展開

4月~5月のこの取引を振り返ると、下落からの戻りが早いなという実感です。

投資界隈では、株価が大きく値上がり(暴騰)することを「稲妻が輝く瞬間」ということがありますが、今回も「トランプ関税ミニショック」→「ミニ稲妻が走る」といった形でした。

今後も関税交渉は続きますし、トランプさんのことですからまた予想外の展開になることは十分あり得ます。今年もまだまだボラの高い相場は続きそうで、チャンスは来るでしょう。

そのチャンスを活かすには、上述の通り資金力を貯えておく必要があります。

私の場合、長期の積立投資はぶれずに継続しつつ、現金余力を確保する術を模索したいと思います。

関連記事です。beikabu-fire.com