体育会系商社マンの米国株投資

経済的自立を達成し、会社に帰属せずとも自分らしい自由な人生を目指しています。

米国個別株 積立方針の見直しー生成AI関連(攻め)の比重を高める

前回の記事では「生成AIという大きな波に、更にBETしたい。手始めにAppleを定期積立銘柄から外し、AI関連銘柄に振り分ける」と述べました。本日はその積立方針のアップデートです。

基本方針:「生成AIという息の長いメタトレンドの波を掴みに行く」

「AIブームはバブルなのか?」という議論は根強くありますが、私は、AIは今後ますます市場規模を拡大し、我々の生活に組み込まれていく=iPhoneのように、気が付けばインフラになっていると考えています。あくまで私個人の主観であり、そうなるかもしれないし、ならないかもしれません。

ChatGPTの登場(2022年11月末)以降、エヌビディアを筆頭とするAI銘柄は大きく伸びました。エヌビディア株は2023年初から現在までに10倍以上となっています。私は2024年2月頃に、「AIブームは一過性のもの=バブルかも?」と感じ、エヌビディア株を一部利確しています。その時点でも買値の5倍の利が乗っており、ある程度満足していましたが、結果としてそこから約2.5倍(!)になっており、結果論ですが買い持ちするのが正解でした。

そんな反省がありながら、今の私は生成AIは「ブーム=一過性」ではなく、5年~10年スパンで更に成長・拡大していく息の長いテーマになると見ています。その頃には我々の生活もAIにより大きく変容しているのでしょう。その成長を、株を通じて取り込みたい、というのが今回の基本方針です。

ではどの銘柄を買うのか?

私の中では、やはりエヌビディアが筆頭です。

AI銘柄として勢いがあるのはパランティア(PLTR)、オクロ(OKLO)あたりが思い浮かびますが、それらの新興企業はまだ私の理解の範囲外であり、ボラティリティが非常に高いため長期保有する自信がありません。

一方、エヌビディアは2017年から保有しており、過去の上げ下げを経験してきた分、ボラティリティに慣れています。また1,200万円(損益率+525%)ほどの含み益があるので、どんなに暴落しても、まず赤字になることはない、というのも心理的なアドバンテージで、私にとっては「攻めやすい」銘柄になっています。

今後AI市場が拡大していくなかで、AIチップ市場で80%以上のシェアを維持し続け、CUDAを中心とするエコシステムの支配力を更に増しているエヌビディアは、負ける理由が見当たりません。

次点として注目しているのが、ブロードコム(AVGO)です。

エヌビディアのGPUと上手く差別化を図り、「用途特化型のAIチップ(ASIC)」の領域で地位を確立しつつあります。長年CEOを務めるHock E. Tan氏も、やり手な印象で魅力的です。エヌビディアの穴を補う位置付けで、ブロードコムは少しだけ打診買いし、今後も注視していきたい銘柄です。

定期積立の構成を見直し

熟考の末、上図のように定期積立の構成銘柄を整理しました。赤字が主な変更点です。

・これまでは「MANTA5銘柄」を均等に積み立てていたが、今後はAI関連の比重を高め、メリハリをつける

・Appleの積立を停止し、その分をエヌビディア、ブロードコムに振り分ける

まずは8月1日にこの構成で買付し、9月以降も様子を見ながら調整し、自分にとって納得感のある形を模索します。

高値圏で買うのはやはり恐いが・・・

エヌビディアやブロードコムは足元で最高値を更新中であり、「高値づかみ」への不安もあります。アクセルを踏むには勇気がいります。そんな時に私が読み返す日経新聞のコラムがあります。日経新聞の購読者でないと全文は読めないのですが、背中を押してもらえる内容です。エヌビディアの優位性とAI市場全体の成長を考えると、当時のアマゾンやアップルのように5年後の世界から振り返れば、「あの時買っておけば(悔しい)・・・」という未来になる可能性はあると思います。もちろん私の読みが間違っている可能性も十分ありますが、+αのリターンを目指すなら、どこかでリスクを取る覚悟も必要です。2025年後半はよりリスクを取り生成AIの成長にBETすることで、「攻め」の比率を高めてみようと思います。

エヌビディア一強時代はどこまで続くのか?売り時は?

生成AIの市場が拡大しても、エヌビディア一強時代が5年~10年も続くか?は疑問です。ただし、目先の1年~2年ぐらいは、圧倒的な地位を維持すると見ています。

当面はエヌビディアをコアに、マイクロソフトやブロードコムをサテライトで組み合わせ、柔軟に調整していく方針です。エヌビディアにこだわるのではなく、あくまでも「生成AIの成長を取り込む」ことが目的です。エヌビディアよりも確信度の高い銘柄が出れば、スッと乗り換える「投資のしなやかさ」も磨いていきたいです。

さて、エヌビディアの粗利率は基本的に70%超と非常に高水準であり、これが強さのバロメーターだと考えています。売上は『単価 × 数量』ですが、市場の拡大に伴い「数量」が爆発的に伸び、それに対して「どこの会社もエヌビディアのチップが欲しい」という需給バランスにより、単価を下げる必要がない、極めて稀な状況が続いています。これだけのスケールで、このようなワイドモート=経済的な堀(競合が容易に超えられない参入障壁)を持つ会社は私には思い浮かびません。

今後、競合がエヌビディアと同等かそれ以上のチップを開発した場合には、顧客側はエヌビディア依存を避ける為にそちらにも流れるでしょう。そうなれば単価は徐々に下がり、粗利率も低下するでしょう。そこが一つの節目だと想定しています。

さらに供給が十分に行き渡れば、いずれ「数量」も横ばいか減少に転じます。そうすると、これまでは「金のつるはし」だったエヌビディアのチップはコモディティ化され、「サイクルが一区切り」ついた形となります。そのあたりまでの成長フェーズをできるだけ長く享受できれば、投資家としてはハッピーです。

最後に

以上はあくまで私自身の投資方針です。エヌビディアへの高値圏での投資はハイリスク投資となるため、私も一気には資金を入れず、まずは定期積立の額を上げるに留めています。なにはともあれ、ファイティングポーズを取った、という感じです。

今後、4月のトランプ関税騒動(※)のような調整局面があれば、ある程度纏まった金額を入れられるよう、「現金の確保」も少しずつ意識していきたいと思います。

※ちなみにこの時はPER20倍・株価90ドル前後まで下がり、今思えば絶好の買い時でした。今回の記事には、その機会を見逃した自分に対する反省も大いに含まれており、バイアスもかかっておりますので、ご了承下さい。