体育会系商社マンの米国株投資

経済的自立を達成し、会社に帰属せずとも自分らしい自由な人生を目指しています。

1億円に到達。ようやくスタート地点に立った感覚。10月末時点の資産(1億515万円)

資産が1億円に到達。ようやくスタート地点に立った感覚。

好調な米国ハイテク株と円安を背景に、資産額が1億円の大台に乗りました。2018年に株式投資を開始した時の元手は300万円ぐらいだったと記憶しています。その後、資産規模が順調に拡大するにつれ、1億円という節目は意識してきました。以前は「45歳までには最低1億円はいきたいな」と漠然と考えていましたが、今41歳なので4年程前倒しで達成できたことには、まずまず満足しています。

一方で1億円では今の生活は何も変わりません。インフレにより、目に見えて1億円のパワー・価値が大きく目減りし、いまや特別なものではなくなっていますね。

いち個人投資家としては、修業期間を終え「ようやくスタート地点に立った」という感覚でいます。1億円では人生何も変わらないが、これをベースに「攻める」投資はできます。仮に半分になっても生活は(たぶん)変わりません。であれば、これまではポートフォリオの一部はディフェンシブな銘柄で防御も意識していましたが(インデックス投資やApple・Microsoft等個別株でも手堅い銘柄を保有)、今後、一部資金はよりリスクテイクする事も可能ですし、好きなように投資活動を楽しみたい。そういう意味では大きな節目かもしれません。9年後、50歳までにはハングリーに2億→5億→そして10億と狙っていきたい。そのスタート地点には立てたかな、という感じです。さすがに5億円あると見える景色は変わってくると思いますが、1億円はその入場券を手に入れた感じかと。

9月末→10月末の変動(10/30時点)

今月はプラス778万円とよく伸びました。エヌビディア、インデックス投信、自社株が特に好調でした。高市さん効果で日経平均が大きく伸びており、私の自社株(商社株)もそこそこ恩恵を受けています。日本株は今のところ自社株以外には保有する方針はないですが、自社株だけでポートフォリオの20%弱を占めているので、日本の株式市場には今後も頑張ってほしいです。

Appleを一部売却

リバランス目的でAppleを10/16に30万円分@250ドルで、10/20に40万円分@259ドルで売却したのですが、そこから伸びて過去最高値を更新しており、時間外ですが278ドルです。売ると株価って上がるから不思議ですよね・・・。iPhone17の売上好調が背景という事ですが、予想PERは33.5倍と割高圏にあり、ここから株価が一気に2倍、3倍に伸びる展開は想像できず、最高値を更新する度に以下のように段階的に売却していこうかと思案中です。

野村webローンの借入状況

慢性的な現金不足のため、相変わらず「野村webローン」という証券担保型の借入(年利1.9%)をしています。10月は64万円を借入れ、現時点の借入残高は337万円。6月・12月に支給されるボーナスを前借りするイメージで活用中ですが、借りる事にすっかり慣れてしまい、若干オーバー気味です。株価が好調な今のうちに、Appleに加えてインデックス投信を一部売却→借入返済して、少しクールダウンした方が良さそうです。

現在、私の現金比率は2%以下とフルインベスト状態の上に、さらに現金借入までしています。仮に今暴落が起きて、大きく資金を投じたいとなった場合には、野村webローンをフルで発動する形になります。現時点で自社株2,000万円を担保に1,000万円まで借入可能ですが、暴落時に自社株も30%下落するとしたら、借入枠は700万円まで減ります。そうすると、既に現時点で枠の半分を使用してしまっているわけで、これは極力ゼロに減らしておくのが暴落時への備えとなりそうです。来年気持ちよく、新たなスタートを切れるよう、年末までに借入は一旦ゼロにリセットする事を目標にしたいと思います。

銘柄別の損益(10/30時点)

エヌビディアの損益率500%超というのが際立っています。282万円の元本が、1780万円に化けているわけです。しかも、時価総額世界一となった現時点でも、その勢いは衰えていません。個別株投資は、いかにこのような「爆益株」を仕込めるか、また「そこに厚めに資金を投入できるか」が大事だとつくづく思います。(勿論、インデックス投資などで手堅く、「長期・分散・積立」することが王道ですが)

トップ5銘柄

TOP3の強さが光ります。評価額では全体の約70%、含み益では約80%を占めており、「伸びるところに厚めに資金を入れる」というのも大事なポイントです。

ただ私の場合、投資元本を見ると、①インデックス投資:1,813万円、②自社株(持株会):986万円、③エヌビディア:282万円、と③エヌビディアの元本は相対的に低いです。ここが反省点でもあります(多くの投資家さんが思っているはずです、「あの時もっとエヌビディアに投資しておけば・・・」と。私もその一人です)。

この反省を踏まえ、エヌビディアは常に割高ではあるものの、「積極的に積立投資を継続&調整・暴落時に追加投資」という攻め方を継続します。現時点で一番信頼を置ける銘柄であり(ドジャースの山本投手のように)、「これでダメだったらしょうがない」と諦めがつくので、2026年はこの銘柄を中心に私の投資が展開していくのは間違いないです。

ポートフォリオ

エヌビディアの構成比率は16.9%と大きく育ってきました。年初時点では12.6%でした。繰り返しになりますが、エヌビディアこそ生成AI市場の成長の果実を享受するのに最も良いポジションにいると考えており、比率を更に高めていきたいです。当面の目標はエヌビディア比率20%以上です。

また、①今後やってくるであろう調整・暴落局面に備えて、また②年末にポートフォリオを整えるという意味で、2%弱と低すぎる現金比率を、年末までに5%に引き上げることを目標とします(=現金500万円の確保)。具体的には、年末で満期を迎える旧NISA口座の銘柄(2021年に購入=5年満期)=約300万円をまず売却していきます。特定口座にある銘柄は、課税されてしまうのが非常に悩ましい所です。

資産総額の推移

2023年以降の伸びが著しく、3年弱で+7200万円。特に直近2年間で5,000万円→1億円以上と2倍に増えています。勿論それだけ入金した、というのもありますが、基本的には米国株(メガテック中心)への確信度が高まるに連れてフルインベスト状態へ振り切っていったことで、その成長を享受できたかと思います。

振り返れば、2018年頃から「たぱぞう」さんのブログや書籍を読み始めたのが大きなきっかけになったのだと思い出されます。勿論、この頃から米国株にフルインベスト出来ていれば、資産はもっと増えていたはずですが、当時はまだそこまでの確信度やリスク許容度はなく、自分なりにも試行錯誤しながら今の形に至りました。色々な個別株にも手を出し、ペイパルで大きな損失を出したり痛い目にも合いましたが、今の投資行動は随分シンプルな形に落ち着いたな~と感じます。投資環境が整い、それだけ投資が簡単・シンプルになってきたとも言えます。

そのあたりの大きな流れを私がブログを発見するずっと以前から見抜かれていたたぱぞうさんは、さすがだな、と思います。今年2月に初めてお会いできたのも、とても良い思い出です(ブログは真面目ですが実際お会いしたら、しゃべりが面白過ぎました。以下記事ご参照)。私もそんな「抜け目のない」個人投資家を目指して頑張ります。