体育会系商社マンの米国株投資

経済的自立を達成し、会社に帰属せずとも自分らしい自由な人生を目指しています。

イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン

2024年10月発行と1年前の本ですが、AIというメタトレンドのストーリーを理解する上で有益でした。ChatGPTをはじめ、我々が気軽に触れる事のできるAIというイノベーションは、天才技術者たちの努力・葛藤・嫉妬といった人間ドラマの点と点が偶発的に繋がった結果出来上がったもの、とも理解でき、興味深いものがあります。

本書の効能としては、以下の理解が深まります;
・AIの黎明期、AIのゴッドファーザー(ジェフリー・ヒントン教授)
・2012年、使い物にならないとされていたAI界の常識を一変させた「AlexNex」の登場
・それを支えたNVIDIAのGPU(NVIDIA=AIのストーリーの始まり)
・2017年にGoogleが提唱した「トランスフォーマー」理論が突破口となった
・OpenAI設立後の迷走→ChatGPTによる飛躍までの経緯
・サム・アルトマンとイーロン・マスクとのOpenAI設立→不仲のストーリー
・2018年、アルトマンとMicrosoftのナデラCEOとの出会い
・2019-2020年、「スケール則」の発見
・2023年のアルトマン解任劇の舞台裏

技術革新の裏側では生々しい人間ドラマがあり、それはいつの時代も変わりませんね。AIの歴史をおさえつつ、サム・アルトマンを軸に人間ドラマをうまく描いており、客観性もあり、米国ハイテク・AI好き投資家にとっては良著と思います。publications.asahi.com